でろでろ汽水域

読書感想にかこつけた自分語り

ドラクエ:8月26日の10分雑記と考察

2回目にしてスタイル変更。考察を先に書いて、後に原文を載せることにした。なぜなら原文は酷すぎるから。面白いものを書こうという試みではないものの世間一般に向けている以上、最低限の体裁は整える必要があろう。

そして今回、2回目にしてドラクエの悪口を10分間延々と書き続けるという愚行に走っていた。書きたい内容を特に決めずにヨーイドンするのでいつか悪口を書き殴って自己嫌悪に陥る日が来るだろうなあ、と思ってはいたが早速来た。すぐ来た。
今回は先月末に発売されたドラゴンクエスト11の文句をずっと書いている。若干のネタバレと罵詈雑言が含まれているので、そうしたものを目にしたくない方はご覧にならないようご注意を。

さてドラクエ
Twitterでは発売翌日くらいにすでにクソゲー呼ばわりした覚えがあるのだが、私は昔からゲーム好きで特にドラクエシリーズは最新作が出るなりずいぶん時間をかけて遊んでいた。大好きなシリーズなのだ。
小学生になりたての頃にドラクエ3をプレイし、言葉やセリフ、ステータスという数字的要素の因果関係、物語の世界の呼吸なんかはそこで手ほどきを受けてきたと言っても過言ではない。
その後ドラクエ4では全員をLv99にし、ドラクエ5ではキラーマシンを3体仲間にし、ドラクエ6では全員の職業を極め、ドラクエ7では神様を数ターンで倒し、ドラクエ8はかなり後になってから手をつけてハマり、ドラクエ9と10は社会人になったこともあってやっていない。
各種リメイクや外伝のモンスターズ、ヒーローズなども遊んでいるがドラクエ11はかなり久しぶりに遊ぶ正統派ドラクエになった。

しかし期待とは裏腹にというかなんと言うか、詳細は下記原文を読んでもらうとして(殴り書きのような文章なので要点を抑えているとは言い難いが)正直がっかりするデキだった。
私が遊んだのはPS4版だったが、グラフィックの良さ以外に取り柄がないというのが正直なところだと思う。そのグラフィックにしてもカメラワークの関係で詳細を掴みづらく、荒野や草原に不自然な人工物があって無意味な高低差を作っているのも気になった。ダンジョンはまだしも町は広いばかりで楽しみが薄く、主人公の移動スピードの遅さにイライラするばかり。ジャンプはどこでもできるのに見えない壁に阻まれて移動が制限されるなど冒険している感覚はかなり薄かった。
他にもぱっと見で遊べそうだと思わせる部分に比べて、実際にプレイアブルな要素が少なすぎるのは終始気になった。リアルになればなるほどリアルでない部分が目についてくる。これはPS2以降のゲームにおける宿命かもしれない。
お金を払って買ったのでクリアはするけども、周回プレイはしないだろう。

ここまで書いて思ったのが、私が小説を好きなのは、小説が作者ひとりの責任において作られている部分が作用しているのかもしれない(もちろん例外はたくさんあるだろうが)。
面白くなければ「この作者さんとは合わないや」と思えばいいし、すごく面白ければ著者の本をひらすら買って読めば良い。面白さへの関係と責任が私と作者に二分されていてわかりやすい。
これが映像作品やゲームとなると、会社があれだとか監督が誰だとか役者や声優の誰それがなんだとなりがちで面白さの責任があちこちに分散してしまう気がする。
ここらも少し煮詰めてみる必要がありそうだ。

では以下、原文。
呪文の名前に対して文句を言い出したあたりからミスタイプが増えた。精神の乱れと疲労が合わさると正常なタイピングに影響があるらしい。



ドラクエ11を半分くらいまで進めた。正直触ってすぐにあんまり面白くないなと思い始めてバカ王子のおつかいスペシャルが終わったあたりで、さらにおつかいストーリーが続くのに耐えられず一度ゲームを投げてしまった。クソゲー呼ばわりしたのもその時である。その後紆余曲折を経てまたやり出したわけだが、やっぱりいまいちだなあという感想は覆しようはないもののクソゲーは言いすぎたとそれだけは反省している。もっと端的な例えはらくらくホンだ。これは本当に年寄り向けの調整がなされたゲームなのだ。まず会話があっさりしすぎだろ。なんだどこそこへ行け、このアイテムが必要、じゃあ行きましょう、どうぞ差し上げます。そんなんばっかだ。捻りというものが存在しない。なんだこれは。ちょっと前まで激ハマりしていたのがダークソウル3だったのだが、これは真逆だった。必要最小限の説明しか与えられない状態でやたら強い敵に挑んだり、高いところから落ちたりしてどんどん死んだ。バンバン死んだ。それなのに面白くて仕方なかった。ビビりながらもあのアイテムのためにとかこの装備とイベントは欠かせないとかで頑張った。そういう楽しさをいっぱいに持っていた。だからというかなんというか、ドラクエはできないことの多さがすごく気になる。PS4というプラットフォームを必要とした作りとは思えない。そもそも3DSとか他の機種でも同じ内容のゲーム作ってるくらいだから仕方ないのかもしれないが、新しい試みが皆無というのは非常に気になった。それが古臭さに繋がっているのかもしれない。おそらく製作者はドラクエを作ろう、というアイディアを全力で全うしたにすぎないのだろう。だって新しさを求めていたらこんなゲームはできないもの。古き良きというか、そういうものは確かに追求されていた。純粋で正直な戦いとか友情とか恋愛とかそういう要素がばかみたいに捻りなく転がっているのだ。あまりに王道なのでしらけてしまう部分もあるが、ちょっといいじゃんと思うところもあった。それにしても惜しい。ドラクエは多分これで終わりだ。もう新しいものが出せないのであれば終わりなのだ。新しい魔法の名前がダサいのが全部悪い。メラガイアーマヒャドデス、イオグランデバギムーチョ、ゴミだ。名前をつけた人間誰だ。死んでくれ。これだけは本当に死んでくれ。ディバインスペルとかもかなりひどい。世界観という点でもドラクエはいい加減というかめちゃくちゃになってきている、気に入らないこともかなり多いのだが仕方あるまい。そう言えば過去作品のオマージュというか似た発想で作られたストーリーもかなり多い気がしている。BGMまで一緒なのでまあわざとやっているのだろうが、正直こういうのはどこか面白いところでドカンとやるから活きるのであって、終始これをやっているとファン以外は楽しみようがない。そしてファン向けに作りすぎるとファンは白けるのである。これは村上春樹騎士団長殺しで散々言われていた気がするが騎士団長殺しは普通に面白いので何言ってんだバカと思った。要するにせっかくのドラクエが面白くないのが残念なのだ。

8月26日 原文1,282字