でろでろ汽水域

読書感想にかこつけた自分語り

2017-11-23から1日間の記事一覧

柿の木

酒を飲んだ叔父を家まで送ることになった。昼前に始まった葬儀の終わりに設けられた酒席だったのでお開きになった時間は比較的早かったが、晩秋を迎えた外は十分に暗くなっていた。この叔父は長く病院に勤めていた人で、いかにも田舎の百姓めいた親戚一同に…