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読書感想にかこつけた自分語り

2018-02-01から1日間の記事一覧

読書感想:『銀河鉄道の父』門井慶喜

詩人、宮沢賢治の生涯を、その実父である政次郎の視点から描いていく作品。途中からは賢治の目線も加わるが、主役は本題の通り〈父〉にある。 読み終えてまず思ったのは、どこまでが事実でどこからが物語なのか、ということだった。途中で何度か「これ伝記じ…