でろでろ汽水域

読書感想にかこつけた自分語り

2018-02-06から1日間の記事一覧

読書感想:『さよなら妖精』米澤穂信

米澤穂信の作品は『氷菓』から読み始めた。シリーズを通じて生き生きと描写される、学生生活におけるポテンシャルとしての熱量と個々人が抱える気怠さの対比。そして、ミステリアスでありながらどこか生活感や手癖のような日常の気配が色濃く見える謎の存在…