でろでろ汽水域

読書感想にかこつけた自分語り

6月15日 舛添が辞めて、梅雨が訪れた

とうとう舛添氏が東京都知事を辞職した。正直なところ事の顛末だけを確認していくと辞職しなくてはならないほど悪質なものは特にない気がする。そもそも「外遊費用が高すぎませんか?」という指摘からスタートしたのが、他ならぬ舛添氏自身の素っ頓狂な答弁で火に油のサイクルをハイペースに繰り返して行った結果えらい大火事になってしまった。公的機関が全然動いてないのに、こんなにあっさりと失脚する偉い立場の人って珍しいのではなかろうか。

違法性や悪質性を越えて信頼性やカリスマ性がオシャカになっての辞職と捉えてみると、HPはまだあるんだけどMPがゼロになったから死ぬ狂信者の塔のボスみたいな感じがする(いきなり遠い喩え)。最後っ屁のアルテマがないのが残念だが、これから炸裂するのかもしれないしもうしばらく期待している。

それにしても代わりがいるんだろうか。いるにしてもたかだか数千万の公私混同のために、おそらくは数億かけて選挙をやらんばならんわけだからいろんな人にとって本末転倒である。