でろでろ汽水域

読書感想にかこつけた自分語り

6月16日 緊急地震速報が鳴ったと思ったら訓練だったと思ったら本当に地震が起きた

今日は昭和39年(1964年)に新潟地震があった日ということで、昼頃に避難訓練の一環として携帯電話に緊急地震速報が入った。ちょうど仕事がひと段落して昼飯を食べようと思っていたところだったので大層驚いたが、訓練か、そういやそうだったな、などと年配の職員の方と他愛もない話をしながら再び日常に戻っていった。

それから数時間後、今度は本当に内浦湾を震源とする震度6弱地震が起きた。新潟では携帯端末に緊急地震速報が入ることはなかったがニュースアプリの速報は入ったため慌ててテレビをつけた。

幸い大きな被害はなかったようだが、おかげで昼寝ができなかったためにいまとても眠い。これっぽちの文章を書くのに信じられない量のミスタイプを繰り返しながらここまで来た。

直接被害を受けたわけではないがやはりそれなりにトラウマにはなっているらしく、大地震に見舞われる悪夢はたまに見る。あまり真剣に考えるのも気が滅入るが、おそらくは私が生きている間に南海トラフ地震は起きてしまうのだろう。いつ起きるとも知れない地震に備えよというのはナンセンスな話で、むしろそんなところに大都市を築いてしまったこと自体がナンセンスなのだろうが今更どうしようもない。

どうしようもない大惨事が確実にやってくると知りながら、そこを社会の中心地として生きていくのも随分妙な話だと思いながら、そういえば人間はみんな死ぬのに生きているなと思い当たる。

そんなことを考えると退屈で辛辣はいまの生活も愛さなくてはならないのかもしれない、という殊勝な気持ちがふわりと浮いてきたが、これは完全に錯覚だと思うので騙されない。

寝よう。良い夢が見られますように。