でろでろ汽水域

読書感想にかこつけた自分語り

6月18日 AKBがやってきた

昨日の日記の通り私はAKBに詳しくないのだが、友人の奥さんが大変AKB(厳密にはSKEらしい)を好きで総選挙を毎年楽しみにしている。しかし住まいがフジテレビの入らない青森県ということでTVでの中継がないのを大変残念がっていた。ニコ生等でリアルタイムの放送は別途あるようだが、やはり全国的にはこのフジでの中継が一番注目を集めるものであるらしい。

この友人とは週末の夜にSkypeを通して四方山話を楽しんでいる仲であり、奥方とも仲は良い。良いんじゃないかな。嫌われてはいないと思う。うん。

今晩もSkypeで晩酌をしながら世間に対してクダを巻いていたのだが、前回Skypeのビデオ機能で娘自慢をされたのを思い出し「ひょっとしたらこちらのTV映像をパソコンの画面越しにそちらで観れるのでは?」というアイディアを実行に移したのが下図である。

結果的には映像もよく見えて音声も聞こえたらしく奥方からは大変感謝された。文明の利器たるや恐ろしい。学生の頃はビデオ映像のやり取りは通信速度や容量の問題で気軽に行えるものではなかったのだが、いまや無料のサービス同士を接続するだけである。

そんなわけで友人と一緒にツッコミを入れながら私も初めて総選挙を視聴した。

雑感としてはまず、全体的にスピーチが重い。一定の順位にならないと一族郎等が抹殺されてしまうのかと思うほど重い。北朝鮮喜び組に入れた人ってこういう反応しそう、と思ってしまった。

もっとこう、アイドルってエルフ的というか人間感覚を超越した「授ける者」としての天使みたいなイメージを持っていたのだけど、そこにいるのは重大な責務をなんとかこなしている、ちょとした肩書き付きの若い会社員に見えた。実際そうなんだろうけど個人的にはそういうのは見たくなかった。実態はどうあれ「アイドル楽しーい! フッフーイ!」みたいな感じがよかった。私は前世紀的だろうか。

かと思えばいかにもアイドルチックというか余裕のある、底が見えないタイプの人もいたりして、そして小芝居がスベって微妙な空気になったりして、ギャップというか温度差が激しかった。なんなんだ、一貫性がねえぞ、と思った。

酒が入っていることもあって、友人とツッコミ付きで視聴したらだいぶ楽しめた。

気がついたら酒がだいぶ進んでおり、番組終了と共に力尽きた。この文章は翌日の二日酔い染みた頭で書いているので忘れてしまったことや捏造されてしまったことがあるかもしれない。

ただ楽しかったことだけは事実である。アイドルの仕事が人を幸せにすることならば、私は昨晩その恩恵にあずかった。ありがとう。