でろでろ汽水域

読書感想にかこつけた自分語り

6月20日 幸せのストロベリームーン

今夜の満月は地平線に近く高度の低い軌道となるため赤みがかって見えるらしい。それが恋が叶うとか幸せになれるとか頭にピンク色の霞がかかった方々の共感を呼ぶようで表題の通りストロベリームーンとかローズムーンとか呼ばれてありがたがられているんだとか。

紅い月に特にハッピーな要素を感じられないのは私だけではあるまい。吸血鬼とかバンバン出てくるイメージなのはたぶん悪魔城シリーズのせいだろう。他にもダークなあれこれの方が探せば多めに見つかる気がする。

お天気というか天候現象による吉凶は国によって同じものでも良かったり悪かったりするようで、たとえば雲が虹色になる彩雲は日本では吉兆と捉えられるようだがお隣の中国では凶兆だと見聞きした記憶がある。

気象のみに関わらず流れ星や金星の見え方など天体の位置や観測状況にも吉凶様々あるようであるし、日々刻々と姿形を変えながらそれでいて一定の周期や法則性を持ったこれらの事象に人は運命的というか人生観に似たものを見出しているのかもしれない。

なにがストロベリームーンじゃい、と斜に構えていたのだが明日上司の代理で出席する予定だった会議が先方の都合が悪くなり急遽延期となった。これで上司が出られるようになったため私はフリーの時間が増えた。

サンキュー、ストロベリームーン、とカーテン越しに缶ビールを傾けた。眠る。