でろでろ汽水域

読書感想にかこつけた自分語り

6月3日 ブランコをこいだ日

先日ブログに記した北海道のガキンチョが見つかった。最初に『不明児童を無事保護』というニュースを目にしたときに思い当たったのは表題のストーリーである。

ピンとこない人(98%きません。ご安心ください)のために簡単に説明すると、このタイトルは少年漫画『うしおととら』のエピソードのひとつ。ひょんなことから妖怪を倒す伝説の霊槍「獣の槍」に魅入られてしまった少年うしおと、その槍に封じられていた妖怪「とら」のコンビが繰り広げる傑作冒険活劇。

『ブランコをこいだ日』は事故で生死不明になっていた少年ミノルが数ヶ月ぶりに無事救助されるところから始まる。目の不自由なミノルは遭難していたあいだも父親と一緒にいたというが、その父親は事故のときにすでに死亡が確認されていた。では誰がミノルの面倒を見ていたのか…? というストーリー。ね。似てるでしょ。

さとりが出たぜ、とふるふるしていたのだが続報が出るにつれ、遭難初日から発見された駐屯地の建物に避難していたことや少年が実に賢くサバイバルしていたことが明らかになり逆の意味でふるふるしてくることになった。最近のガキンチョはタフで賢い。

あとはあまりこの親子を報道はいじめないで欲しいものだ。昨日まで有る事無い事で随分いじめてしまったでしょう? ねえ。