でろでろ汽水域

読書感想にかこつけた自分語り

夢のメモ

仕事の影響でここ2年ばかり平均睡眠時間は夜間で約4時間半、日中に昼寝で1〜2時間という生活を送っている。田舎で生まれたため大学受験で夜更かしするようになるまで21時には「もう寝る時間」という認識で生きてきた自分にはかなり不本意な睡眠時間である。

昨年ひょんなことから自分がイビキをかくことも判明した。多少腰回りがだらしなくなってきたとはいえ肥満体でもないし、まさか自分が意識を失っている間に騒音問題に加担していたとは。無自覚だったことが残念でならない。レコーダーや睡眠アプリ等で調査・対策したところ口イビキはある程度改善してきたが、鼻呼吸でもイビキが出るのでもう仕方がない。のどちんこ切り取るしかない。

本題であるが、私は眠るとよく夢を見る。今朝も非常に不思議な夢を見たので印象を整理しようと思っていたのだが夢はなぜか記憶に残らない。具体的にどういう内容がどう進行していたかが覚醒するにつれどんどんおぼろげになってしまう。
とはいえ今日のようにあまりにインパクトの強い夢はある程度は記憶に残る。また夢の中で何回も登場する場面や建物、シチュエーションなども存在する。ただしそれらが本当に何回も夢で見た内容なのか、あるいは「これはなんらかの連続した夢の続きですよ」という条件付けされた初見の夢であるかの区別をきちんとつけられるかと言われると自信がない。
何回も見てる、というリアルな錯覚なのでは、という疑問に答えるには記録が必要になる。前述の通り夢を記憶し続けることは難しい。細部となればなおさらである。
そういうわけで思いつきに夢を記録することにした。今後も続けるかもしれないが、普段は起きたらすぐに支度をして起床5分後には家を出るというスタイルなのでこれを最後に夢記録は終わるかもしれない。だがそれでも構わないだろう。他人の見た夢の話ほど、どうでもいい話はこの世にない。

以下、夢によく見る内容リスト。

【シチュエーション1】
一番よく見る夢。小高い丘の頂上近くのアパートで生活している。アパートの前を緩やかに下る斜面には真っ直ぐ大きな通りが貫き、1kmほど先の突き当たりに小さな無人駅がある。大通りの道沿いには高いビルが乱立しており駅の規模と不釣り合いに賑わっている。信号や交差点がいくつもあり、よく急いでいるときに信号待ちに引っかかる。
アパートの左右には扇状に大通りよりは少し狭い道路が広がっている。左側の道路は見晴らしが良く手入れされた庭や豪邸が並び、図書館やレストランがある。右側には記憶している限りでは行ったことがない。
アパートの後ろは雑木林が広がっており、遠く海がある。海に行ったことはないが戦艦の艦砲射撃でアパートを壊されたことがあるし、海から怪獣がやってきたこともある。
アパートの大きさ、階層、部屋の間取りなどは夢によりまちまちだが、夢の街はこのアパートを丘の中心として斜面に扇状に広がった設定から大きく外れない。
夢の内容も様々で、コーヒーショップや図書館へ働きに行こうとしたり、駅からアパートへ帰るために暗い街を延々と歩いたり、食事のできる場所を探していろんなお店を出入りしたりという生活感のあるものから、先に上げたように怪獣が出てきたり街にゾンビが溢れかえったり、車のブレーキが効かなくなって斜面を転げるように走る羽目になったりというハリウッド的なものもある。

【シチュエーション2】
終始ホテルの中で終わる夢。ピンク色の二本の塔が並んだ建物。一番下の基盤部分だけ共同で繋がっている。下の階にお土産屋や大浴場がある。かなり高い建物だが窓から外を見るような機会はあまりない。
ただ温泉に浸かって家族や懐かしい友人、かつての恋人と過ごすだけの平和な夢のときもあれば、自分がいる塔から隣の塔へ行きたいのだがその手段がなくてやきもきしたり、なにかから逃げたいのだが建物から出られなかったり、例によって建物内にゾンビやクリーチャーがはびこったりと悪夢の場合も多い。悪夢の際にはホテル地下に広大な空間があって、そこから脱出する羽目になったりもする。
幸せな内容でも悪い内容でも、目覚めたときのダメージが一番大きい。あまり見たくない。

【シチュエーション3】
宇宙を舞台にした悪夢。大体は外宇宙に飛び出して地球に帰れなくなってしまう、あるいは親しい人間を乗せたロケットが帰ってこれなくなってしまう、という内容。
他の悪夢と違って、諦観みたいなものを最初から持ち合わせていることが多く、第三者との思想・哲学的な問答が差し込まれることが多いのだが、目覚めた瞬間にそれが論理的に正しいのか、面白いのかといった詳細がうやむやになってしまう。ただ夢の中で私はその発見にいたく感動し泣いているときもある。
途中から凶悪な宇宙人と戦ったり逃げたりする展開に変わったりするパターンもあるがいずれにせよロクな目に合わない。


まだあるのだが、思いの外時間がかかった。お腹がすいてきたので、今日はここまで。